避難所に行っても助からないって本当?避難所で何が必要?ガイドラインから考えてみた

「避難しても助からない」そんな見出しが飛び込んできたので、調べてみましたよ!

内閣府が発行している「避難所運営ガイドライン(平成28年4月発行)」を見てみると、

避難所は「住まいを失い、地域での生活を失った被災者の拠り所」となり、また「在宅で不自由な暮らしを送る被災者の支援拠点」

ありますが、避難所生活での質には課題が多いとも言っています。

なお、避難所運営ガイドラインは、東日本大震災の教訓を受け、災害対策基本法が改正されたのに伴い、市町村が実施すべき対応をチェックリスト形式で取りまとめたものになります。

自分自身が被災した際、避難所で何が必要になってくるか、市町村向けのガイドラインから、考えてみました!

※ 市町村向けのガイドラインになるので、出典部分が個人向けではありません。ご了承ください。

 

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最初に市町村の避難所の在り方・目標とは?

避難所は、あくまでも被災者等が一時的に生活を送る場所

避難所での生活の質とは、「避難者の健康が維持されることを目標」に「質の向上」を目指すものということが、明確化されています。

災害直後の初動期は、すぐに避難者の健康に配慮した支援が整えられるかと言ったらそうではありません。
例として「寝床」が挙げられていました。

  • 発災から 3 日目まで・・・エアマットや段ボールなどを床に敷く
  • 発災から 4 日目以降・・・簡易ベッドを確保すること等が期待

3日目までは、体力的にも精神的にも大変だということがここからも伺えます。

避難所での情報取得

避難所においては、避難者の情報ニーズが高まります。情報の取得、管理、共有手段について、被災の影響による現実の制約条件を踏まえながら対応することが必要になります。

スマホから情報が取得できるじゃないかーと言えども充電ができなければほまほの意味がありませんよね💦
なので、スマホのポータブル充電器と電池はマスト。
また、スマホ以外に電池式のラジオなども用意しておくのがいいかもしれません。
情報を得ることができず外部と遮断された生活となると、余計不安が増すということが考えられます。
市町村が情報を共有してくれるとは思いますが、自身でも情報を得れるように準備しておくのが良いですね。

  • スマホのポータブル充電器や予備バッテリー
  • 手回し充電式や電池式のラジオ
  • 乾電池

食料・物資

物資供給計画については、事前に流通事業者団体等と協定を結び、物資の調達、輸送、整理・梱包する「物資の拠点」を具体的に確保すること。

災害時の物資に関しては市町村で確保してくれている分もありますが、もちろん自身で確保するに越したことはありません。
また、貯蓄する場所がない市町村に関しては、プッシュ式の形態をとっているかと思いますが、そのルートで輸送車が通ることができなかったら受け取ることもできません。
1~2日分程度は確保しておくのがベストです。また飲料水は必ず確保しましょう。できたら、給水袋(給水車からのもらう際)も準備しておきましょう。

「プッシュ式」・・・初動期において要請がなくとも最低限必要と思われる物資を供給側から避難所に送り届けること

また、避難所における「食物アレルギー」「介護食」等、配慮が必要な者に対応した食料品等の特別ニーズへの対応は、被災者の命と健康を守るために必要不可欠です。
アレルギー食や介護食や離乳食などは、必ず準備を!
市町村が確保している物資の中には、大丈夫な食品がなかったり、その備蓄数が少なかったりすることも考えられます。アレルギー対応食や介護食や離乳食が必要な人は多めに準備するのがいいでしょう。

  • 非常食(レトルト食品、缶詰(肉・野菜・果物・豆)
  • アレルギー対応食や離乳食・介護食
  • 菓子類
  • 栄養補助食品
  • 飲料水
  • 給水袋

トイレの確保・管理

トイレならびにトイレを支えるライフラインが機能停止に陥ると「排尿・排便を行う場所の確保」「し尿の保管」「し尿の処理・処分」等の手順の代替手段を確保する必要があります。。加えて「衛生環境の保持」「臭いや環境汚染への配慮」「人間の尊厳の尊重」などに配慮する必要があり、大変な課題です。

大人数が集まる避難場所はやっぱりトイレが問題になってきますよね。
自分じゃ何ともできない、かもしれませんが、万が一を考えて「簡易トイレ」を準備するのがいいかもしれません。また忘れずにトイレットペーパーも。

また、簡易トイレを利用した場合の処分方法が困るかもしれません。一時的に保管する場合など、匂いが漏れないような方法を考えましょう。また必要に応じて、生理用品やおむつなど準備しましょう。こちらも捨てる場所が確保されるまで保管できるようにジップロックなど匂いが漏れないような袋も一緒に用意しておくのがいいですね。

  • 簡易トイレ
  • トイレットペーパー
  • ジップロック・ビニール袋

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衛生面

ライフラインの途絶や集団生活といった条件の避難所では、様々な感染症、食中毒等のリスクが高まるため、発災直後から衛生管理に徹底して取り組む必要があります。

ライフラインがなくなり、なれない集団生活でのストレスなどで免疫力が落ちてしまうことも考えられます。食事をとる際のアルコール消毒液や除菌ウエットティッシュ、があるといいですね。

  • アルコール消毒液
  • 除菌ウエットティッシュ

健康管理

災害時には、持病の悪化防止、新たな病気の発症防止、健康維持のために、市町村内外の「医療・保健・福祉専門職の巡回・派遣」による被災者の健康チェック・管理等を定期的に実施しましょう。これらの結果等に気を配りながら、巡回医師等の指導を仰ぎ、専門施設等へ適切に橋渡しできる体制を確保しましょう。

慣れない場所に見知らぬ人との慣れない集団生活、そして、寒さや暑さなどの環境変化など、変化ばかりの避難場所。
体調不良になりやすい環境と言ってもいいかもしれません。

生活・身の回り

「居住環境、空調・換気の重要性」「水分・飲料水」「栄養管理」「食中毒予防」「入浴ができない場合」「避難所周りの環境」

体が拭けるの大きさの使い捨てのウエットティッシュがあるといいですね。またタオルや歯ブラシも必要になります。使い捨てのスリッパなども準備するのがいいでしょう。

  • タオル
  • 歯ブラシ
  • (使い捨て)スリッパ

病気の予防・心の健康保持・ライフステージに応じた留意事項

「感染症」「粉じん吸入」「慢性疾患の悪化」「エコノミークラス症候群」「生活不活発病」「熱中症」「低体温症」「口腔衛生管理」「一酸化炭素中毒」「アレルギー疾患の悪化」「健康診査等」「救急受診体制」

「妊婦、産後間もないお母さんと乳幼児」「子供」「高齢者」「慢性疾患」

避難所では病気の予防が大切になってきます。マスクやのど飴、葛根湯や常備薬や傷などの手当てで使う絆創膏や包帯の準備はしっかりしておきましょう。また、メガネなど視力が悪い人にとっては、必需品になっています。使わなくなったメガネなど非常用バックに入れておくのがいいかもしれません。

  • マスク
  • のど飴
  • 葛根湯や常備薬
  • 救急絆創膏と包帯

寝床の確保

災害やその避難生活による環境では、狭い避難所での寝泊りが続くことやストレス等により、静脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)を引き起こす可能性があります。

体調を崩さないようにするためには、睡眠を確保することも大切。もちろん、避難所では心配で不安で眠れない夜を過ごすというパターンになるかもしれませんが、その環境は整えたいですよね。
段ボールや毛布など市町村が支給してくれるとは思いますが、用意しておくに越したことはないでしょう。また、非常用の寒さを防ぐシートや下にひけるような簡易マットなど用意しておくのがいいでしょう。

  • 段ボール
  • 毛布
  • 防寒シート
  • 簡易マット

衣類

着の身着のままで避難してきた被災者に対しては、衣類の配慮をしましょう。下着の確保に始まり、性別や年齢などに応じた衣類の確保に努めます。状況が落ち着けば、被災者自らが洗濯できる環境を整えることを目指しましょう。

健康を保つために、衣類にも配慮したいところ。その季節の最低限の服や下着類。冬なら暖かくできるような靴下なども忘れずに。夏は、Tシャツを入れておくといいかもしれません。
特に下着類は必ず準備しましょう。また、小さな洗濯石鹸なども入れておくのがいいかもしれません。

  • 服:着替え
  • 下着
  • 洗濯石鹸

入浴

特に水害等で汚水に侵された場合等は、感染症等の予防の為にも、シャワー等で汚れを落とす必要があります。また、既存の入浴施設の活用や仮設風呂の調達等、状況に応じて適切な対応を検討しましょう。

入浴できる環境になったら必要なのがタオルと接見。通常タオルにプラスして、準備しましょう。

  • タオル
  • 石鹸

まとめ

如何でしたでしょうか。
何かあった際に準備するのでは遅い非難のための準備。
是非この機会に準備をしておきましょう。
ここで紹介した準備品は下記になります。

 

  • スマホのポータブル充電器や予備バッテリー
  • 手回し充電式や電池式のラジオ
  • 乾電池
  • 非常食(レトルト食品、缶詰(肉・野菜・果物・豆)
  • アレルギー対応食や離乳食・介護食
  • 菓子類
  • 栄養補助食品
  • 飲料水
  • 給水袋
  • 簡易トイレ
  • トイレットペーパー
  • ジップロック・ビニール袋
  • アルコール消毒液
  • 除菌ウエットティッシュ
  • タオル
  • 歯ブラシ
  • (使い捨て)スリッパ
  • マスク
  • のど飴
  • 葛根湯や常備薬
  • 救急絆創膏と包帯
  • 段ボール
  • 毛布
  • 防寒シート
  • 簡易マット
  • 服:着替え
  • 下着
  • 洗濯石鹸
  • タオル
  • 石鹸

 

避難所運営ガイドラインをご覧になりたい方は、下記をクリックすると別ウィンドウで開きます。

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会社員ゴンがつぶやいてるだけのブログ

コロナで世間がワサワサし始めてからはや1年。その間ほぼほぼ在宅勤務のゴン。
在宅勤務スタートから約半年は、それでも会社員という意識がけっこうあった(と思う)。 10か月も過ぎるころには、もう慣れすぎて堕落の一歩手前。
そんなゴンですが、会社に通っていた時より幸せ。(笑)
会社員から脱落しそうなゴンのブログですが、ヒマつぶしに読んでもらえたら嬉しいです。