突然飛び込んできたニュース。
スポーツ選手への持久力を高める効果があるということで、打つ人があとをたたないと言われている鉄剤注射。
何故、スポーツ選手が使うのでしょうか。
調べてみました。
何故使う?鉄剤注射
スポーツ選手、特に長距離選手は、軽い貧血でも記録が低下すると言われています。
そういった意味で、貧血かどうかは大問題なんですね。
高度なパフォーマンスを維持するために、きちんと治療することが必要なのは当然。
けれども、一時的に記録が向上することも時にあるようで、強豪校の指導者が進めるケースが多いともいわれています。
鉄分は、過剰に摂取されると、肝臓や心臓に生涯をきたし、結果として選手寿命を縮めるということになりかねません。
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鉄剤注射のもともとの使い方は?
鉄剤という名のとおり、重度の貧血の人ー鉄分不足の時に打つ注射です。ちなみに、貧血は食事や経口薬で治療が可能な症状なので、本当に重度の貧血に限られると指摘している専門家もいるくらいだ。
もちろん、医療行為は、治療目的でないといけない。
ちなみに、この鉄剤注射、めちゃくちゃ痛いという方もいました。
鉄剤の注射漏れが想像以上に痛くて、血管じゃないところに入ってしまうと結構痛い。だいぶ痛い。注射は針が怖いし、チクッとしたり、中に入ってくる感じが苦手だけど、声を出すことはまずない。でも漏れちゃったときは、思わず「痛い痛い痛いちょっと待ってください」と言ってしまうくらい。ひぃーひぃーなっちゃいました。
今問題になっているのは・・・
もともとは、貧血の多い女子長距離の選手を中心に広まった鉄剤注射。
陸上界では、貧血の多い女子長距離選手を中心に2000年頃から広まりました。しかしながら、肝機能障害となって選手の事例が出てきたことから、2016年4月に日本陸上競技連盟は、「アスリートの貧血対処7か条」を出して警告しています。
1. 食事で適切に鉄分を摂取
2.鉄分の摂りすぎに注意
3.定期的な血液検査で状態を確認
4.疲れやすい、動けないなどの症状は医師に相談
5.貧血の治療は医師とともに
6.治療とともに原因を検索
7.安易な鉄剤注射は体調悪化の元
しかしながら、なかなか鉄材注射、ストップしないようですね。
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まとめ
スポーツ選手にとって、貧血は命取り。
かといって、鉄剤注射に頼ると、一時的にはいいかもしれませんが、過剰に摂取することで肝臓や心臓に障害をきたすことがあります。
なので、貧血を改善するためには、一時的な治療ではなく、しっかりとした医療の元で改善策を練っていくのがいいかもしれませんね。