【大林監督】手がけた尾道三部作とは?

主に転校生・時をかける少女・さびしんぼうの尾張を舞台にした映画、尾道三部作として知られる大林監督が肺がんのため死去されました。82歳。
そんな大林監督が残した尾道三部作について調べてみました。

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尾張三部作とは?

 

1982年、自身の郷愁を込めて尾道を舞台とした『転校生』を発表。『時をかける少女』、『さびしんぼう』と合わせ”尾道三部作として多くの熱狂的な支持を集め、1984年にはロケ地巡り目的で、20万人以上の若い観光客が訪れたといわれ。”尾道三部作”という言葉は大林映画のファンが作った言葉である。

広島県福山市金江町出身の大林監督が、郷愁を込めて作ったと言われる『転校生』『時をかける少女』、『さびしんぼう』が尾道三部作と言われるもの。
熱局的な支持を集めたこの3作品は、ロケ地巡り目的で20万人以上の観光客が訪れたと言います。
ロケ地巡りは、80年代からあったんですね。
「君の名は。」くらいから始まった言葉かと思ってました。

尾道三部作は、自身で付けた言葉ではなく、大林映画のファンが作った言葉でした。
⦁ 転校生(1982年4月17日公開 松竹)
⦁ 時をかける少女(1983年7月16日公開 東映) – 兼潤色/編集
⦁ さびしんぼう(1985年4月13日公開 東宝) – 兼脚本/編集
どれも80年代の映画です。
尾道の人たちも多く協力したというこの映画は、汚いところや寂しい場所がクローズアップされてしまっている映画に対して「観光客が来ないんじゃないか」としんぱいしていたが、逆に観光客が増えたと言います。
公開時のインタビューで「”いつか見た風景”が、テクニック上のテーマ」と話している
このテーマによって心惹かれた人たちが、ロケ地巡りをして思い返していたんですね。

転校生

男女入れ替わりの話です。
山中恒『おれがあいつであいつがおれで』の最初の映画化作品。
クラスの人気者の一夫のクラスに、幼いころに近所に住んでいた女の子が転校生和美としてやってくるのがスタート。
ちょっとした弾みで、その2人は石段から転げ落ちたことがきっかけで体と心が入れ替わってしまう。そんな入れ替わり後のドタバタ劇だが、互いを思いやるということがどんどんうきぼりになっていく、そんな映画だと思います。

転校生の劇場予告編

 

時をかける少女

タイムリープの話。
中学3年生の少女が、理科室の掃除を行っているときにラベンダーの強い香りで意識を失う。その3日後に不可解な事件が起こりつづけ、交通事項に巻き込まれそうになった時に前日の朝にタイムリープする。
そのタイムリープの原因と思われたのが、同級生の男の子であり自分は未来人だと告白。元の時間に戻ってしまいかかわった人の記憶は消されてしまうが、少女は、再び自分の前に現れる誰かを待ち続けるという映画です。

ひとが、現実よりも、
理想の愛を知ったとき
それは、ひとにとって、
幸福なのだろうか?
不幸なのだろうか?

時をかける少女は、Youtubeにアップされていました。

https://www.youtube.com/watch?v=k8ctNZ-Cqs8

 

 

さびしんぼう

少年の恋をノスタルジックに描いた映画で自伝的色彩が強いと言われています。
どうやら、この「さびしんぼう」という言葉は、大林監督の造語で、悪がきを意味する”がんぼう”に対する、女の子の呼び名がないために考えたのだと言われています。

望遠レンズのフェンダー越しに女子高校を眺めていた少年ヒロキが、偶然音楽室でピアノを弾く少女をみつけ、その女の子を「さびしんぼう」と名付けたことが始まり。
そんなところから、スタートする初恋の物語です。
人を恋することはとっても寂しいことだから、さびしんぼう。
テーマは人を恋するということなのでしょうか。

さびしんぼうの予告編

まとめ

尾道三部作について調べてみました。
時をかける少女や転校生は知っていましたが、さびしんぼうは知りませんでした。
大林監督の映画はどれもメッセージ性が強く、すごく惹かれます。

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会社員ゴンがつぶやいてるだけのブログ

コロナで世間がワサワサし始めてからはや1年。その間ほぼほぼ在宅勤務のゴン。
在宅勤務スタートから約半年は、それでも会社員という意識がけっこうあった(と思う)。 10か月も過ぎるころには、もう慣れすぎて堕落の一歩手前。
そんなゴンですが、会社に通っていた時より幸せ。(笑)
会社員から脱落しそうなゴンのブログですが、ヒマつぶしに読んでもらえたら嬉しいです。